Abalanceが明治機械にTOBを実施し、持分法適用関連会社化することを発表した。明治機械は本TOBに賛同し、株主に応募を推奨している。Abalanceは農村での太陽光発電設備販売につなげるため、農業設備を手がける明治機械と資本提携する。買付価格は1株当たり201円で、買付予定数は455万4700株。買付代金は約9億1540万円で、買付期間は2月22日から3月23日までの20営業日。明治機械は業績低迷が続いている。M&Aアドバイザーとしては、Abalanceが農業分野に進出するための戦略的な買収であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。